「6月2日といえばどんな記念日なのか?」「どんな歴史的出来事があったのか?」など、気になるポイントをひと通り整理してみました。記念日や誕生日、有名人、花言葉など、ちょっとした知識としてご覧ください。
6月2日は何の日?
- 横浜港開港記念日 / 長崎港記念日
1858(安政5)年に締結された日米修好通商条約を受け、すでに開港していた- 下田(静岡県)
- 箱館(現:函館、北海道)
に続き、1859(安政6)年7月1日(旧暦で安政6年6月2日)に - 横浜(神奈川県)
- 長崎(長崎県)
の港も開かれたことを記念して定められた日です。
毎年6月2日前後には、横浜みなと祭りや提灯を用いたイベントなど、開港を祝う行事が各地で行われます。
- 横浜カレー記念日
横浜港開港とほぼ同時期に「カレーライス」が日本に伝えられたという説から、かつて存在した「横濱カレーミュージアム」が6月2日を記念日に制定。
かつては「ライスカレー」=ご飯とカレーを同じ皿に盛ったもの、「カレーライス」=別々の器で出されるもの、とされていた時代もありますが、今では区別されず同じ呼び方で通用しています。
また、「ライスカレー」という言葉の由来については、札幌農学校(現:北海道大学農学部)を設立基盤としたウィリアム・スミス・クラーク博士が、生徒の栄養改善の一環として推奨したという逸話も残されています(ただし真偽は不明)。
その他の6月2日の記念日いろいろ
- CE(臨床工学技士)の日
1987(昭和62)年6月2日に「臨床工学技士」が国家資格として公布されたことを受け、日本臨床工学技士会がこの日を記念日に定めています。 - 日本重症筋無力症の日
欧州で同じ病気に対する記念日(欧州重症筋無力症の日)が6月2日に制定されたことに合わせ、日本でも患者やその家族が集まる全国筋無力症友の会が同日を啓発の日としました。
重症筋無力症(Myasthenia Gravis)は、筋肉を繰り返し動かすうちに力が入りづらくなる難病で、周囲に理解されにくい症状の代表例でもあります。
はじまりに関する記念日
- むずむず脚症候群の日
むずむず脚症候群友の会の設立日が6月2日だったこと、さらに「む(6)ず(≒ツー)むず」という語呂合わせによって定められました。
主に夜間や夕方以降に脚がむずがゆくなり、睡眠障害を引き起こす病気のひとつです。
飲食に関する記念日
- オムレツの日
業務用の鶏卵商品を研究・開発している日本シュリンク包装卵協会が、「オ(0)ム(6)レ(0)ツ(2)」の語呂にちなんで6月2日を記念日に定めました。 - 甘露煮の日
甘露煮を製造・販売する株式会社平松食品が、「かんろ(6)に(2)」の音の流れに合わせてこの日を設定。甘露煮の普及やPRの一環とされています。
語呂合わせから生まれた記念日
- おむつの日
大王製紙株式会社が「おむ(6)つ(2)」という読み方をヒントに、6月2日をおむつの日として定めました。 - 路地の日
長野県の「路地を歩く会」が「ろ(6)じ(2)」にちなみ、路地の魅力を広める目的で制定。 - ローズの日
ブルガリアンローズ文化協会が、「ロ(6)ーズ(≒two)」の掛け合わせで6月2日を設定。バラの魅力やブルガリアの文化を広めようという趣旨があります。 - ロープの日
全国鋼索商業連合会が「ロ(6)ープ(2)」として記念日に。ロープ産業への意識を高める狙いがあるようです。 - 無痛分娩を考える日
日本無痛分娩研究機構が、語呂合わせの「む(6)つ(2)う」で6月2日を設定。無痛分娩について正しい情報を広めるのが目的とされています。
曜日指定の記念日【2025年】
- 視能訓練士の日(2025年6月2日は第1月曜日)
毎年6月の第1月曜日は、国際視能矯正協会(IOA)が「世界視能矯正の日」と定めています。これにあわせて、日本視能訓練士協会が日本版の記念日を設定しました。
視能訓練士は弱視や斜視などの矯正訓練を行う国家資格者で、2025(令和7)年の6月2日はちょうど第1月曜日にあたり、記念日として扱われます。
追悼に関する6月2日の行事
- 信長忌
戦国時代の武将、織田信長の忌日にあたる旧暦天正10年6月2日(新暦1582年6月21日)にちなみ、京都の阿弥陀寺や本能寺などで「信長公忌」が行われます。
また、6月最初の日曜には、安土城(滋賀県近江八幡市)の城下で「あづち信長まつり」も開催され、提灯行列などの行事で織田信長の功績をしのびます。 - 光琳忌
江戸時代に工芸や大和絵など多岐にわたって活躍し、「紅白梅図屏風」や「燕子花図屏風」といった名作を残した尾形光琳は、享保元年6月2日(新暦1716年7月20日)に没しました。その忌日として光琳忌が営まれています。
諸外国の6月2日に関する記念日
- 共和国記念日 / イタリアワインの日【イタリア】
1946(昭和21)年6月2日に、王制から共和制へ移行する国民投票が行われたことを祝日に定めています。イタリア国内はもちろん、日本でもイタリア大使館やイタリア貿易振興会がこの日を「イタリアワインの日」としてアピールを展開しています。 - 現国王戴冠記念日【ブータン】
ブータン国王ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク陛下の戴冠日(2008(平成20)年6月2日)を記念日としています。ブータン国内では国民の祝賀行事が行われる日となっています。
6月2日に起こった出来事
- 本能寺の変(天正10年6月2日 / 新暦1582年6月21日)
京都の本能寺で休息していた織田信長が、家臣であった明智光秀に急襲され自害するに至った出来事。
光秀の謀反の理由や実際の発言などは諸説あり、はっきりした真相はわかっていません。「敵は本能寺にあり」という有名な台詞も、後世の創作ではないかと言われることが多いです。
さらに、80年後に書かれた史料『乙夜之書物』では「明智光秀は鳥羽で控えていた」と記されており、「光秀本人は本能寺に行っていなかったのでは?」という見解も浮上しているなど、いまだに謎が多い事件です。 - 裏切りの日
この本能寺の変が起こった旧暦の日付(天正10年6月2日)をもとに、6月2日は「裏切りの日」とする動きも一部にあります。 - タブロイド紙が刊行された日
1875(明治8)年6月2日、小型新聞として『東京曙新聞』が発刊。
「タブロイド」という呼び名は、もともと粉薬を固形化した錠剤(イギリスの製薬会社の商標)に由来し、その“飲みやすさ”にあやかって大判紙の半分サイズである小型新聞を指す言葉になりました。後に、大衆向けの内容を扱う新聞という意味合いも持つようになっています。
他にもある6月2日の出来事
- 892年(寛平4年5月10日)
菅原道真が、いわゆる「六国史」(『日本書紀』『続日本紀』『日本後紀』『続日本後紀』『日本文徳天皇実録』『日本三代実録』)を内容ごとに分類再編集した『類聚国史』を撰進。 - 1780年
イギリス・エプソム競馬場で初めてダービーステークスが開催される。 - 1953年(昭和28年)
イギリス女王・エリザベス2世の戴冠式が行われる。 - 1995年(平成7年)
MLBロサンゼルス・ドジャース所属の野茂英雄投手が、日本人投手として初のメジャー勝利を挙げる。
6月2日の誕生日占い
6月2日生まれの人は、占星術などでは以下の特徴をもつとされます。
- 星座:ふたご座
- 守護星:水星
- 自然素:風
- ラッキーカラー:黄
性格の傾向
- 人間関係は良好で、親しみやすい雰囲気を持つ
- 相手の心情をくみ取るのが上手
- ただし感情の起伏が大きく、パートナーを少々振り回しがち
- 意外と疑り深く、繊細な面もある
あくまで一例なので、参考程度にご覧ください。
6月2日生まれの有名人
以下、敬称略で紹介します。
- マルキ・ド・サド(1740年6月2日)
小説家。『ジュリエット物語 あるいは悪徳の栄え』ほか。 - カリオストロ(1743年6月2日)
錬金術師、魔術師として知られる人物。 - 中山みき(1798年6月2日/旧暦:寛政10年4月18日)
天理教の教祖。 - トーマス・ハーディ(1840年6月2日)
小説家。代表作に『日陰者ジュード』など。 - エドワード・エルガー(1857年6月2日)
作曲家。『威風堂々』などで有名。 - 千代の山雅信(1926年6月2日)
大相撲第41代横綱。 - 小田実(1932年6月2日)
作家。『何でも見てやろう』などの著作。 - チャーリー・ワッツ(1941年6月2日)
ローリング・ストーンズのドラマー。 - 平泉成(1944年6月2日)
俳優。 - 鷲尾真知子(1949年6月2日)
俳優。 - ギルバート・ベイカー(1951年6月2日)
レインボーフラッグ(LGBTの象徴)を提案した芸術家。 - 近藤勝也(1963年6月2日)
アニメーター。 - ウェントワース・ミラー(1972年6月2日)
俳優。 - ロベルト・ペタジーニ(1972年6月2日)
プロ野球選手。 - 政井マヤ(1975年6月2日)
アナウンサー。 - アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(1976年6月2日)
総合格闘家。 - 又吉直樹(1980年6月2日)
お笑いコンビ「ピース」のメンバー。 - リリー(1984年6月2日)
お笑いコンビ「見取り図」のメンバー。 - 沢城みゆき(1985年6月2日)
声優・俳優。 - 三枝こころ(1987年6月2日)
ファッションモデル。 - 乾貴士(1988年6月2日)
サッカー元日本代表。 - セルヒオ・アグエロ(1988年6月2日)
サッカー元アルゼンチン代表。 - 稲垣啓太(1990年6月2日)
ラグビー日本代表。 - 團遥香(1993年6月2日)
ファッションモデル・俳優。 - 伊原六花(1999年6月2日)
俳優。
…など、幅広い分野の人々が6月2日に生まれています。
6月2日にちなんだ花々とその意味
6月2日に関連する花には「タイム」「ニーレンベルギア」「赤いオダマキ」があります。それぞれの花に込められた意味やその背景について紹介します。
タイムの意味と由来
花の象徴するもの
- 勇気
- 活力
由来 古代ギリシアでは、タイムの香りが人々に勇気や力を与えると考えられていました。また、中世ヨーロッパでは、戦いに向かう戦士たちに女性がタイムの葉を添えた贈り物をする風習があり、勇気を鼓舞する象徴とされていました。
ニーレンベルギアの意味と由来
花の象徴するもの
- 心の安らぎ
- 許されぬ恋
- 楽しい思い出
由来 「心の安らぎ」や「楽しい思い出」という意味は、ニーレンベルギアの可憐で穏やかな雰囲気に由来しています。
赤いオダマキの意味と由来
花の象徴するもの
- 心配
由来 ヨーロッパでは、赤いオダマキが失恋の象徴とされていたことから、「心配」という意味が付けられました。また、オダマキの葉を手にこすりつけると勇気が湧くと信じられていたため、「勝利」を表す花としても知られています。
さらに、英語名「Columbine(鳩のような)」は、ヨーロッパの喜劇に登場する道化師の娘と同じ名前を持つことから、「愚か」という意味も併せ持つとされています。
これらの花々は、それぞれの特性や歴史的背景を通じて、さまざまな思いを込めることができる存在です。
まとめ
6月2日は、日本国内だけでなく世界各国においてもさまざまな記念日や歴史的な出来事が重なる特別な日です。
日本では「横浜港開港記念日」「長崎港記念日」として、開港にちなんだイベントが開催されるほか、「横浜カレー記念日」など食文化に関する記念日もあります。また、「CE(臨床工学技士)の日」や「日本重症筋無力症の日」といった医療関連の記念日も制定されており、啓発活動が行われています。
語呂合わせを活かした「オムレツの日」「甘露煮の日」「おむつの日」「路地の日」などユニークな記念日も多く、6月2日は日常生活や文化に深く根ざした日でもあることがわかります。
歴史を振り返ると、戦国時代の「本能寺の変」が起こった日としても有名です。織田信長の最期を巡る謎はいまだに多くの議論を呼んでおり、「裏切りの日」とも称されることがあります。ほかにも、日本初のタブロイド紙『東京曙新聞』の刊行や、イギリスの競馬レース「ダービーステークス」の初開催、エリザベス2世の戴冠式など、国内外の重要な出来事がこの日に起こっています。
また、この日生まれの有名人には、歴史上の人物から現代の芸能人やスポーツ選手まで、多彩な顔ぶれがそろっています。さらに、「タイム」「ニーレンベルギア」「赤いオダマキ」など、6月2日にゆかりのある花々にもそれぞれ意味が込められており、花言葉を通じてこの日への想いを深めることもできます。
こうして見ていくと、6月2日は多方面にわたって意義のある日であり、歴史・文化・風習が融合した特別な日であることがわかります。ちょっとした話のネタとして、あるいは記念日を意識して過ごす一日として、6月2日の意義を楽しんでみてはいかがでしょうか?