5月17日はどんな日か、気になりませんか?
実はこの日には複数の記念日や歴史に残る出来事が存在し、さらに誕生日占いや有名人の誕生も重なっています。
本記事では、5月17日にまつわる情報として
- 記念日
- その日に起きた出来事
- 誕生日占い
- 5月17日生まれの有名人
- 代表的な花と花言葉
などをまとめてみました。ちょっとした雑学として気軽にお読みいただければ幸いです。
5月17日は何の日?
お茶漬けの日
5月17日は、煎茶の普及に貢献した永谷宗七郎氏(永谷園創業者の祖先)の命日にちなみ、永谷園によって「お茶漬けの日」と定められています。
安永7年5月17日にちなんで設けられたこの記念日は、江戸時代から庶民に親しまれてきたお茶漬けを手軽に味わえるようにとの思いから生まれました。
同社の創業者である永谷嘉男氏が開発したお茶漬けは、発売当初からほとんど変わらない味を守り続け、今でも多くの家庭で愛される定番商品となっています。
世界電気通信および情報社会の日
1865年(慶応元年)の5月17日に万国電信連合が設立されたことを受け、国際電気通信連合(ITU)が「世界電気通信の日」を制定しました。
さらに2005年(平成17年)の世界情報通信サミットでは「世界情報社会の日」が国際デーとして決定され、両者を統合する形で「世界電気通信および情報社会の日」が生まれたのです。
英語表記は「World Telecommunication and Information Society Day」。国際電気通信連合の活動を通じて、世界中が迅速かつ確実に連絡を取り合うための技術普及やインフラ整備の重要性が強く訴えられています。
世界高血圧デー / 高血圧の日
世界高血圧連盟は、5月17日を「世界高血圧デー(World Hypertension Day)」として定めています。日本では同日に「高血圧の日」という名称で啓発活動が行われ、生活習慣病の一つである高血圧への理解と管理の必要性が呼びかけられています。
最高血圧が140mmHg以上、または最低血圧が90mmHg以上になると、心臓病や脳卒中など重篤な疾患のリスクが高まります。しかし、自覚症状が乏しいことも多いため、治療に結びつけられないケースが課題となっています。
そこで、日本高血圧学会や日本高血圧協会などは、定期的な血圧測定や予防策の情報発信などを通して、人々が自分の健康に目を向けるきっかけづくりを行っています。
生命・きずなの日
5月は新緑が芽吹いて命の息吹を強く感じられる季節であり、「ド(10)ナー(7)」という語呂合わせもあって、日本ドナー家族クラブが5月17日を記念日に定めています。
臓器移植について正しい知識を広めるとともに、多くの人が「生命」や「命の絆」について考える日になるよう願いが込められた記念日です。
他にもある5月17日の記念日
国際反ホモフォビアの日 / 多様な性にYESの日
1990年(平成2年)5月17日、世界保健機関(WHO)の会議で「同性愛を国際障害疾病分類から除外する」と決定されたことが由来となり、同性愛に対する差別をなくすための国際デーが設けられました。
日本では「多様な性にYESの日」とも呼ばれ、性的少数者に対する偏見や差別をなくし、多様性を認め合う社会を目指す取り組みが各地で行われています。
はじまりにまつわる記念日
パック旅行の日
1861年(文久元年)5月17日に、イギリスで世界初のパック旅行が催行されたことを由来として制定された記念日です。
諸外国の5月17日に関する記念日
大谷翔平の日【アメリカ・ロサンゼルス市】
投打の二刀流として活躍する大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース所属)の功績を称え、同選手のチームが本拠地を置くロサンゼルス市が5月17日を記念日に定めました。
アメリカ合衆国では5月が「アジア系アメリカ人やハワイ、太平洋諸島に由来を持つ人々の歴史や文化を顕彰する月」とされており、大谷選手の背番号17と合わせて、この日が選ばれています。
憲法記念日【ノルウェー】
1814年5月17日、オスロ近郊のアイツヴォルでノルウェー憲法が調印されたことを記念して制定された祝日です。
憲法記念日【ナウル】
ナウルの現行憲法が1968年(昭和43年)5月17日に制定されたことに由来して、祝日が定められています。
解放記念日【コンゴ民主共和国】
1997年(平成9年)5月17日、第一次コンゴ戦争においてローラン・カビラ氏率いる軍が勝利を宣言したことを記念して、「解放記念日」が制定されました。
5月17日に起こった主な出来事
石原裕次郎が銀幕デビュー
1956(昭和31)年5月17日、石原慎太郎氏の原作をもとにした映画『太陽の季節』が公開され、これがきっかけで弟の石原裕次郎氏が俳優として映画界に本格的に進出しました。
以降、『狂った果実』『嵐を呼ぶ男』『錆びたナイフ』『やくざ先生』『赤いハンカチ』など多くの映画に出演するほか、歌手や司会者、モデル、タレント、実業家など幅広い分野で活躍。昭和を代表するビッグスターとして不動の地位を築き上げました。
男女雇用機会均等法が成立
1985(昭和60)年5月17日、「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」(通称:男女雇用機会均等法)が成立しました。
この法律によって、性別を理由とした就職・昇進などの機会格差を是正し、職場での待遇や女性の妊娠・出産期の健康管理に関する配慮が法的に明確化されました。
その他の5月17日の出来事
- 1975(昭和50)年
アメリカ・クラシック三冠の最初のレースとされる「ケンタッキーダービー」が開催される。 - 2009(平成21)年
サンドボックス形式のビデオゲーム『Minecraft(マインクラフト)』が誕生。
…など、5月17日にはさまざまな出来事があったのです。
5月17日生まれの特徴と傾向
5月17日生まれの方が持つとされる代表的な性格や運勢には、以下のような要素がよく挙げられます。
- 星座:おうし座
- 守護星:金星
- エレメント:土
- ラッキーカラー:紺
主な性質
- 落ち着きがあり、考え抜いて行動する
- ビジネスに強みを発揮しやすい
- 自分なりのしっかりした価値観を持つ
- 感情を素直に伝えられるタイプ
- 実は照れ屋で、恥ずかしがり屋な一面も
- 頑固なところがあり、一度決めたら揺るがない
- 時々、気まぐれな態度が出やすい
- 相手の言葉や状況を疑いがち
- 堂々とした振る舞いができる
- 感性が豊かで、物事を深く味わえる
上記はあくまで一般的なイメージですので、気軽に参考程度にとどめておくとよいでしょう。
5月17日生まれの著名人を一挙紹介
5月17日には、歴史や文化、エンターテインメントなど、さまざまな分野で活躍した人々が誕生しています。以下に主な名前を挙げてみました(敬称略)。
- 慈円
1155年5月17日(旧暦:久寿2年4月15日)生まれの天台宗僧侶。政治や宗教に深く関わり、当時の社会に大きな影響を与えた人物。 - エドワード・ジェンナー
1749年5月17日生まれ。医学の分野で革新的な研究を行い、天然痘ワクチンの開発者として広く知られる。 - 安井曽太郎
1888年5月17日誕生。洋画の世界で高く評価された画家で、「金蓉」「水浴裸婦」「黒き髪の女」などの作品を残した。 - 横山隆一
1909年5月17日生まれの漫画家。代表作として「フクちゃん」「デンスケ」が有名で、戦前戦後を通じて長く愛される作品を描いた。 - デニス・ホッパー
1936年5月17日に誕生した俳優。個性的な演技で多くの映画ファンを魅了し、監督・プロデューサーとしても活動した。 - 安部譲二
1937年5月17日生まれの小説家。『RAINBOW-二舎六房の七人-』などで独特の世界観を描き、多くの読者を獲得した。 - アラン・ケイ
1940年5月17日生まれ。計算機科学の分野において、パーソナルコンピュータの概念を生み出したパイオニア的存在。 - 島田洋子
1953年5月17日誕生の俳優。舞台・映画・テレビドラマなど、多面的な活動が特徴的。 - エンヤ(Enya)
1961年5月17日生まれ。独特の歌声と幻想的なサウンドで世界的な人気を博すアイルランド出身のミュージシャン。 - 城之内早苗
1968年5月17日に生まれた歌手。元アイドルグループのメンバーとしての経歴を持ち、演歌や歌謡曲の分野でも活躍。 - 五十嵐充
1969年5月17日誕生の音楽プロデューサー。かつてはEvery Little Thingのメンバーとして活躍し、多くのヒット曲を手がけた。 - 坂井真紀
1970年5月17日生まれの俳優。ドラマや映画での多彩な役柄が印象的で、幅広い層から支持を得ている。 - 井ノ原快彦
1976年5月17日生まれ。アイドルグループV6の元メンバーで、現在はタレント・俳優としても人気を集めている。 - 松田宣浩
1983年5月17日生まれのプロ野球選手。堅実な守備とパワフルな打撃でファンを沸かせるプレーヤーとして活躍中。 - 生野陽子
1984年5月17日に誕生したアナウンサー。情報番組やバラエティなど、さまざまなジャンルで司会・リポーターを務める。 - 辻本達規
1991年5月17日生まれ。タレント・歌手としてBOYS AND MENの一員として活動し、バラエティ番組などにも多数出演。 - 岩本照
1993年5月17日生。Snow Manのメンバーとしてアイドル活動を行いながら、タレントや俳優としても幅広く活躍。 - アンゴラ村長
1994年5月17日生まれのお笑い芸人。にゃんこスターの一員としてブレイクし、ユニークな芸風で人気を博している。
これらの人物以外にも、5月17日生まれの方々は多彩な才能を持ち合わせ、それぞれの分野で大きな足跡を残しています。
5月17日にゆかりのある花々とその意味
5月17日の誕生花としてよく挙げられるのが、「フクシア」「エキザカム」「黄色いチューリップ」「ボタン(牡丹)」の4種類です。
それぞれがもつ花言葉や、その背景にある由来を順番にご紹介していきます。
フクシア
花言葉
- 「つつましい愛」
- 「信じる愛」
色による違い
- 赤:「好み」
- 白:「つつましい愛」「信じる愛」
- 紫:「センスがよい」「おしゃれ」
- ピンク:「つつましい愛」「信じる愛」
由来のポイント
- 下向きに咲く姿が“つつましさ”や“深い愛”を連想させることから、「つつましい愛」「信じる愛」が付けられたといわれています。
- 英名「Lady’s-eardrop(レディースイヤードロップ)」になぞらえて、“センスがよい”や“おしゃれ”などの意味を持つとも考えられています。
エキザカム
花言葉
- 「あなたを愛します」
由来のポイント
- 小ぶりながらも可憐な花姿から、まるで初々しい愛の告白を思わせることが由来となっています。
黄色いチューリップ
花言葉
- 「実らぬ恋」
由来のポイント
- チューリップの物語(オランダの伝承)では、求愛された少女が誰も選べずに花の姿に変わったとされ、そのときの贈り物である冠が花、剣が葉、黄金が球根に対応するといわれています。
- 黄色は、三人の騎士に選ばれず終わった切ない恋のイメージが投影されているとも解釈されています。
ボタン(牡丹)
花言葉
- 「風格」
- 「高貴」
- 「恥じらい」
- 「人見知り」
由来のポイント
- 幾重にも重なる大きな花びらが放つ威厳ある雰囲気から、「風格」や「高貴」という花言葉が生まれました。
- つぼみがゆっくり開く様子などから、「恥じらい」や「人見知り」といったニュアンスも付け加えられたといわれます。
5月17日生まれの方への贈り物や、季節の花を楽しむ際のヒントとして、ぜひこうした花言葉を参考にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ:5月17日は特別な日!
5月17日は、歴史的な出来事や多くの記念日が重なる日であり、さまざまな分野で活躍した著名人の誕生日でもあります。
- 「お茶漬けの日」や「世界電気通信および情報社会の日」など、私たちの生活に関わる記念日が制定されている
- 石原裕次郎の映画デビューや、男女雇用機会均等法の成立など、日本社会に影響を与えた出来事が多い
- 5月17日生まれの人は、落ち着きがありながらも独自の価値観を持つ性格が特徴とされる
- エドワード・ジェンナー、エンヤ、井ノ原快彦など、世界的に知られる人物もこの日に誕生している
- フクシアやエキザカムなど、花言葉に愛や誠実さが込められた誕生花がある
こうしたエピソードを知ることで、5月17日という日がさらに興味深く感じられるのではないでしょうか?
もしあなたや身近な人が5月17日生まれなら、この日ならではの記念日や花言葉を参考にして、ちょっとしたサプライズやプレゼントを用意するのも素敵ですね!
ぜひ、日々のちょっとした雑学として楽しんでみてください